ピロリ菌/
ヘリコバクターピロリ菌とは、胃の中に生息する菌の一種です。小児期に両親からの唾液を介して感染したり、井戸水から感染したりします。
ピロリ菌が胃に感染すると炎症を起こし、胃潰瘍、胃がんを発症します。ピロリ菌による胃がんの発生は非感染の人に比べて20倍になるとの報告があります。
ピロリ菌を除菌すると、胃がん、胃潰瘍の発生を抑えることができます。2種類の抗生剤と胃酸を減らす薬を1週間内服します。内服終了1ヶ月以降に呼気テストという検査をして除菌を確認します。除菌の成功率は90%以上です。
名古屋市では、市民検診で20歳以上39歳までの方に無料でピロリ菌血液検査サービスを提供しています。将来胃がんにならないように是非受けてください。/